P.M.T.Cは、歯周治療の先進国であるスウェーデンのイエテポリ大学のアクセルソン教授らによって開発され、すでに20年以上も前から続けられてきた研究によって、実際の臨床に応用されすばらしい成果をあげている効果的な歯周病予防方法の1つです。

PMTCって何???

Professional Mechanical Tooth Cleening
(専門家による機械的歯面清掃)歯科医師、歯科衛生士の様に特別な訓練を受けた専門家により
器具とフッ化物入のペーストを用いたすべての歯面の歯肉縁上および縁下1〜3mmのプラークを機械的に除去する方法。


目的とその背景にあるもの

器質的な疾患に移行する前に、病気がまだ機能性疾患(半健康状態)のうちに発病に関係する、原因(年齢、体質、行動様式、習慣、ストレスなど)を知り、コントロールすること、すなわち東洋医学の「未病」のうちに進行を防ぐこと 「キュア」から「ケア」考え方を転換していく必要があると考えます。ケア先進国と思われる北欧諸国の実績をみても、PMTCの虫歯、歯周病予防とこれらの進行の抑制効果は明らかであり、さまざまな細菌から口腔組織を衛る現在最良の方法です。

口腔内細菌叢のバランスを取りながら、効果的に菌の数をコントロールすることは薬剤に頼っては、耐性菌の出現や本来善玉菌として働く場面を持った菌を殺してしまい生体本来の自ら治癒しようとする力を、弱めてしまうだろう。

細菌バイオフィルム

細菌バイオフィルムとは、病巣局所において、細菌が産生した菌体外多糖からなる粘液状の鎧(隠れが)のなかで、細菌がコロニーを形成した状態を言います。バイオフィルム感染症の治療の原則は、局所環境の改善と細菌バイオフィルムの機械的除去であり、抗菌剤などによる化学療法は慢性期には、著効は無く、適応ではありません。最近は齲蝕発生に関するミュータンス連鎖球菌や歯周病の原因となるプラークの形成もバイオフィルム感染症の病態概念に相当すると、考えられる。
PMTCは、このバイオフィルムを機械的に取り除くことに、ほかならない


バイオフィルムの詳しい説明はこちら

PMTCは一回のみ行うだけでは意味がありません。

継続して行うことが重要です。

虫歯や歯周病のリスクの高い方は3〜4ヶ月おき、リスクの少ない方は

4〜6ヶ月おきに行うことをすすめます。

ウ触発生調査


無作為に選ばれた学童のテストグループ116名に、1〜2年目は1年間に16回、3年目は6回、4年目は4〜6回、P. M. T. C. を行った場合のウ蝕発生率です。
コントロールグループ100名には、年に1回の歯科治療と口腔衛生の指示、10回のフッ素洗口を行つています。
4年間のトータルで、コントロ−ルグループは941歯面ものカリエスが発生したにもかかわらず、テストグループはわずか61歯面でした。

3mm以上のポケット探針調査


3mm以上のポケットのある歯周病患者180名に、スケーリングとP.M.T.C. を行った場合の6年間の研究結果です。大臼歯(mol)小臼歯(prem)、前歯(inc)別に表わしています。
6年後、P.M.T.C. を行ったテストグループには、3mm以上のポケツトはほとんどなくなっています

P.M.T.C.をご存知ですか?